Campus Love~学内恋愛~

「細川先生です」。



その名前を聞いた瞬間、ユウキは、耳を疑った。



木崎先生ならまだしも、細川先生は、男っぽい兄貴分的な存在で、セクハラなんかとは対極的な人物だと思っていたからだ。



「わかった、ミヒロ、僕はミヒロのこと、信じるよ」。



ユウキがそう言うと、ミヒロは、机の上に顔を伏せて、シクシクと泣き出した。



「で、もう思い出したくないかもしれないけど、がんばって、セクハラを受けたときの状況を具体的に話してごらん」。



ミヒロは、長い髪を下にたらし、ポロポロこぼれ落ちる涙を手で押さえて泣いていたが、しばらくして、ようやく少し冷静さを取り戻すと、事件の一部始終をユウキに話し始めた。