Campus Love~学内恋愛~

それから、二ヶ月が経過したある日、お昼休みにユウキが弁当を食べていると、ドアをノックする音が聞こえる。



ユウキが「はい、どうぞ」と言うと、ドアが開いて、ミヒロが立っている。



「おう、ミヒロ、ひさしぶりだな、元気か? まあ、座れよ」。



「はい、まあ、元気でもないですけど」。



「どうした、あらたまって、何か用か?」。



「えーと、あの、夏の実習の写真を取りに来ました、ミクにも頼まれて」。



「あー、わかった、すぐに出してやるから待ってな」。



ユウキがパソコンからCD-ROMに写真のデータを出力している間、めずらしくミヒロが何もしゃべらない。



ユウキは、「『環境科学』の授業、ちゃんと出てるか?」とミヒロに聞いた。



「いやー、あれ、おもしろくないんで、途中でやめました」。



ユウキは、「そう、もったいないね」と答えながら、パソコンからCD-ROMを取り出して、ミヒロに渡した。



「あっ、ありがとうございます」とミヒロはちっちゃな声で言った。