誰しも、好きな人を見ると、どんなに遠くからでも気付くもの。
それ以外のものがすべて遠のいて、その人だけに目が釘付けになる瞬間だ。
そんなわくわくするような恋の感覚を味わったのは、どれくらいぶりだろう。
きっと、学生の頃以来だ。
ミヒロは、ユウキの約30メートルくらい先を歩いている。
長くてサラサラの黒髪、背の高さ、歩き方など、後姿は本当にリカそっくり。
リカ本人が大学生になって、キャンパスを歩いているようだ。
今日のミヒロは、白くて袖のないタートルネックのサマーセーターに、白い薄手の夏用のカーディガンを羽織り、腕には、薄ピンク色の「Miu Miu」か何かのバックをかけて、下は、デニムのミニスカート、足元は、白いヒールのサンダルを履いている。
格好全体は、いかにも女子学生らしく、リカのように大人っぽくはない。
だが、ユウキには、それがやけに新鮮に見えた。
それ以外のものがすべて遠のいて、その人だけに目が釘付けになる瞬間だ。
そんなわくわくするような恋の感覚を味わったのは、どれくらいぶりだろう。
きっと、学生の頃以来だ。
ミヒロは、ユウキの約30メートルくらい先を歩いている。
長くてサラサラの黒髪、背の高さ、歩き方など、後姿は本当にリカそっくり。
リカ本人が大学生になって、キャンパスを歩いているようだ。
今日のミヒロは、白くて袖のないタートルネックのサマーセーターに、白い薄手の夏用のカーディガンを羽織り、腕には、薄ピンク色の「Miu Miu」か何かのバックをかけて、下は、デニムのミニスカート、足元は、白いヒールのサンダルを履いている。
格好全体は、いかにも女子学生らしく、リカのように大人っぽくはない。
だが、ユウキには、それがやけに新鮮に見えた。


