次の日の朝、美優の運動会のため、ユウキは朝早く起きて、保育園に準備の手伝いに出かけた。



昨日は、リカにアフターを断られ、家に着いたのが0時過ぎだったので、睡眠時間もそれなりにとれている。



だが、それよりもリカのことがふっ切れたので、久々に気分のよい朝を迎えることができた。



だいたい自分で考えても、家庭を持つ男がすることではない。



自分には10年以上も支えてくれてきた美希や、二人の愛の結晶である美優もいる。



これでよかったんだ。



ユウキは自分で勝手に納得しながら、運動会でよく見る国旗の旗の飾りつけや遊具の移動の手伝いを続けた。