『そう…わかった。お母さんはどこか出かけてるの?』

『さあ、ずっといないから、いつもの茶飲み友達とでも出かけてるんじゃないか』

旦那と、旦那のお母さん…

2人とも本当に自由。

食事を作る私の身にもなって欲しい。

でも、2人の食事をしなくていいなら、急に気が楽になった。

私は、早速、買ってきた物を整理して、カーテンを付け替える準備を始めた。

2階にあがったら、下から声がした。

『行ってくる』

旦那の声だ。

『行ってらっしゃい』

私は、2階の階段から下を覗き込んで、大きめの声で言った。

旦那が閉めたドアの音が響いた。

なんだか…ホッとした。

それから、黙々とカーテンを付け替える作業に専念した。

5部屋分のカーテンを付け替える。

なぜ5部屋分かと言うと…

新しい同居人は、3人のイケメン君に加えて、2人の女の子がいたからだ。