『そうだな…俺も結菜ちゃんのこと、全部知りたい…』

祥太君まで…

『…みんな…でも、私を全て知ったら…絶対、嫌な部分が見えるよ、それは、心も体も…それだけ、女は特に、年齢で差が出てしまうんだよ。若い時とは違うの。そんな嫌な部分、3人にわざわざ見せたくない』

『嫌な部分も見せてよ。どれだけ嫌な部分を見たとしても、それでも結菜ちゃんを好きでいられる自信があるよ、俺は』

『祥太君、おかしいよ、なんだかもう、3人とも意地になってない?私をそれほど知らないのに、好きだって言ってしまったから、あとに引けなくなって…』

『意地になってるなんて、そんなこと、絶対あるはずないです。僕達は、それぞれに結菜さんを好きになって、たまたま3人が同じ人を好きになっただけで、だからって、意地になって取り合いみたいになってるわけじゃないです』

『真面目な文都がこんなにも熱くなってるんだ。結菜ちゃんもそろそろ受け止めてくれない?俺達は、それぞれに真剣なんだって』

そんなこと言われても…

やっぱり私…

怖いよ、ちゃんと恋愛するの。