メンヘラカノジョ

〈本田美優side〉

「「「わぁー!きれー!!」」」


桜の舞う季節。
親友と同じ就職先に決まった私は、
ドキドキとワクワクの入り混じった感情の中、
初めて社内へ入った。

みんなが挨拶を交わしてくれる中で、

一人だけ。目についた人がいた。

彼こそが近藤勇紀。

優しく微笑むその姿に、


目が離せなくなったーーーーーーー。