「もし「かすみ!!」」

もしもしくらい言わせろよ

「花純、どこ!?」


「今からタクシー拾ってそっちの
住所まで行ってもらう。私は大丈夫だから。」

「そかっよかったぁ。待ってる!」

「んじゃーね」

そう言って電話を切りタクシーを探す


数分後タクシーが来て手を挙げ止まった

「〇△まで」

意外に近くでお金もそこまでかからなかった




ーーガチャ


「ただいまー」


「かすみ!お前、大丈夫だったか?」
と律が心配してくれた。

「うん、大丈夫、なんか私助けられてたみたいで
なにから助けてくれたかは知らないけど。」


「気付いたら花純いねぇからマジで焦ったわ」

「私もだよ!!」

と将暉と桃も心配してくれていた。


「ごめんね、3人とも…」


私はこの時、知らなかった。
あの男が全国No.1元黒狼12代目総長だということ
そして、私に光をくれる人だったこと。