「で、なにから助けたっていうの?」


「…なんで薬なんかに手を出してる?」

そんな事こいつに関係ないじゃん
私の中にズカズカ入り込もうとしてるこいつに
私は余計にイライラした


「帰る」


「帰り道分かんの?」


「タクシー拾う」


「ここに居ろよ」


「はっふざけんてんの?帰るに決まってんじゃん」
意味のわからない事を言うこいつを笑ってやった


「薬なんか辞めろ」


なんも知らないくせに…

「誰があんたの命令なんか聞くかよ」


「将斗、あんたじゃない」


「はいはい、取り敢えず帰る」

携帯をこっちに軽く投げてくれそれからこいつを背に荷物を持って私はこの家を出た。


そして、桃に私は連絡した