光〜ray of hope〜


「また、あんたの家?」


「そーだよ」

フッと優しく微笑むもその表情は
どこか切なく、なんとも言えない顔だった


「また何かから助けてくれたの?」


「助けた」


「そか、それはどーも、帰るわ」


「……ここに居ろよ」


「いる意味がわからない」


「あるよ」


「ないね、みんな心配してるし帰る」


「俺が花純を見ててやるから、薬なんかやめろ」


「勝手な事言うな!!私はあんたが嫌い!
もう私に関わらないで!!」


私はその部屋から走って逃げた。