「本気で辞めんの?」


「さあな…」

そんな曖昧な気持ちじゃ無理だよ
私らどっぷり浸かってんだから…

「なら辞めるなんか無理」


「…だよなぁ、怖いんだよ…俺」


「分かるよ…現実を受け入れるのが怖い」

現実を忘れて快楽を求める
結局は逃げたんだ。
人生から現実から…辛いことから
まあこれは私の事なんだけどね。


「辞めるなんて言ったら桃は間違いなく俺を怒る」


「かもねっ誘ったの将暉からだったし」


「まぁそんな俺は俺から花純に頼んだんだけどな笑」


「ごめん」


「謝んなよ、じゃあそろそろ行くわ」


「うん、気をつけて帰りなね」


「花純もな、おやすみ」