「な、何言ってんですかっ……!」
「何って、君の場合、夕食代を身体で払ったほうがいいのかと思って。何だか俺の裸を見て、欲しそうな顔してたから」
「―…っ!!」
高輪薫の言葉に、ぼっと顔が熱くなる。
“欲しそうな顔”って―…
「そんな顔、してませんからっ……!」
と、否定しつつも、さっきの自分の思考回路を見透かされたかのようで恥ずかしくなる。
「ふーん。せっかく、俺が潤おしてやろうかと思ったのに」
私の手首を掴んだまま、破廉恥な発言をクールな顔でさらっと言う高輪薫……
「結構ですっ!だ、大体、高輪マネージャーは熟された女性の方が好みなのでは―…?!」
「は?」
「夜の店で会った時、そんなこと言ってたじゃないですか……!」
「ああ、あれね。確かに、どちらかと言うと完熟女性が好みではある」
「じゃあ、私なんかよりもそちらの女性を潤してくださいっ!」
高輪マネージャーの上半身を見た時の感覚が纏わりついてる。
今、手首を掴まれているという状況も手伝って、かなりの動揺状態。

