仕事帰りにわざわざスーパーに寄って材料を買って、久々にカレーを作ってみた。
そして今、
隣人宅のドア前に作りたてのカレーを持って立っています……
何だか、このピンポンを押すのに躊躇してしまうけど、何時までもここに突っ立っていても仕方が無い。
そう思って、ふぅっ、と一つ深呼吸をして、ようやく高輪マネージャー宅のインターフォンを押した。
『―…はい』
数秒後、インターフォン越しに聞こえてきた、高輪マネージャーの声。
「せ、瀬名です」
『ガッチャッ―…!』
「―…」
私が名乗ると直ぐに荒く切られたインターフォン。
せめて、その後に一言あっても良くない?
こっちはリクエスト通りにカレーを届けてあげてんのに……

