「ふーん。じゃあ、問題ないじゃん」
「あ」
シマッタ……
「そんなに自信があるなら、もっとテクニックを要する料理をリクエストしようかな。君の言う通り、腕前がわからないから、手始めにカレーから言ってみたんだけど」
「いえっ、カレーでいいです!私もカレーが食べたかったので!」
「じゃあ、いいよ。カレーで。一石二鳥で良かったな」
「あ、ハイ……」
「今夜、八時過ぎくらいに持ってきて」
そう私に命令すると、
「じゃ」
と、愛想の無い顔で私を見て、靴音を通路に響かせながら、さっさと去っていった高輪マネージャー。

