そう意気込んで、
「あの~…」
と、口を開こうとすると、
「とりあえず、これ」
という言葉と共に、差し出されたのは万札。
「え?」
「一日二千円として、取り合えず五日分の食費」
「……」
目の前の万札を前に、一日二千円とか自分の夕食分も浮かせるじゃん、
なんて思ってしまう私……
え、これってもしかしてオイシイ話?
そんなことを考えて黙っていると、
「何だよ。足りないの?」
と、財布を開きながら、高輪マネージャー。
そんな高輪マネージャーの行動に、
「いえ、十分ですっ」
と、つい言ってしまったものの、
「!」
それも違う違うっ!
そういう話じゃなくてっ!

