素肌に蜜とジョウネツ


本日の業務終了後―…

ロッカールームで着替えを済ませ、同時上がりの美山ちゃんと一緒に職員専用通路を歩いていると、


「瀬名さん」


と、男の声に呼び止められた。


え。

この声は―…


そう思って振り向くと、


「っ!」


出た。

高輪マネージャー!


「今日、瀬名さんがチェックインを担当したお客様の件で話があるんですが、ちょっといいですか?」

「えっ、私ですか?」

「はい。終業後に申し訳ないですが、時間はとらせませんので」


そう申し訳なさそうに高輪マネージャーが言う。

何?

そんな表情も出来るの……?

なんて、思ってしまう私。

そして、美山ちゃんには、


「確か、フロントの美山さん―…ですよね?」

「あ、はいっ……」

「帰宅途中なのに、ごめんね」


と、煌きスマイル。

そんな笑顔に美山ちゃんも一気に頬をピンク色にしてる。


「じゃあ、瀬名さん。ちょっとこっちに」

「は、はい……」


何だか、

とっても嫌な予感……