「早速、営業部のコからの情報なんですけどね、ミスに対するフォローだったり、上下関係なく周りへの気配りなんかが前いたマネージャーとは比べ物にならない位に良いらしいんですよ」
「良い……?」
「はい。しかも、物腰も柔らかくて、話しかけると何時もにっこり微笑んでくれるみたいで~…」
私も朝、挨拶したらとっても素敵な笑顔が帰ってきましたぁ、
と、美山ちゃん。
「……」
あの、“高輪薫”が―…?
気配り?物腰が柔らかい?
いやいや、何かの間違いでしょう?
けど、ここで必死に否定するのも変だし……
「そ、そうなんだぁ~…」
と、とりあえず同調しておく。
「あれ?瀬名さん、また更に顔色良くないですよ?」
「……き、気のせいでしょう」
「え、でも―…」
「美山“さん”、そろそろ私語はストップして、業務に集中しましょうかっ」
何だか、これ以上、彼の話題はしたくなくて、無理矢理話題を逸らしてしまう。

