薫の身体の重みを感じながら、やっと一つになれた瞬間、求めているのは一瞬の快楽だけなんかじゃないって分かる。
何よりも一番に、ただ純粋に、お互いの気持ちを肌から確かめ合って、身も心も繋がっているって感じたい。
「籐子」
「―…んっ」
名前を呼ばれただけで、芯から濡れていく身体。
「好きだよ」
そう言葉にして囁かれれば、精一杯の気持ちで応えようと、私はその術を探す。
「薫―…私も……好き……よ」
“好き”
「大好き―…よ」
その言葉と想いが甘い甘い蜜となって、私の心と身体に滴り、染みていく。
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