それから、
「やっと、今夜はゆっくり二人で過ごせそうだな」
そう高輪マネージャーは言うと、
「っ―…」
私の唇にキスを一つおとす。
これから、やっと、
ついに―…
そう思うと、やっぱり緊張して、胸のドキドキがいっそう大きくなる。
そんな緊張が伝わってしまったのか、
「緊張しすぎ……」
と、私を見て笑う高輪マネージャー。
何だか、こんな状況で笑われてしまったことに軽くショック……
けど―…
「わ、笑わなくても……いいじゃないですか……!」
「いや、可愛いな、と思って」
「っ―…からかわないでくださいよっ」
「からかってなんかいないよ。本音だし」
「っ……」
こんなやりとりで、また直ぐに、緊張感が増してくる。

