ああ……

お昼休憩終わっちゃう。

けど、食堂に行くよりも今は、何よりも、僅かな時間でも高輪マネージャーと一緒に居たい。

お腹も全く空いていない。

恋する気持ちでお腹がいっぱいって、この事だ―…


散々、唇で触れ合った後、少しマズイという表情をして、


「休憩時間……」


と、言ってきたのは高輪マネージャー。

今さら、気付いたんですか?

と、言わんばかりに、


「あと五分で終わりです……」


呟く私。


「悪い……」


そう謝る高輪マネージャーに、


「なら、あと一分間……キスで満たしてください」


なんて、言ってしまう自分がいて―…

それから一分間、高輪マネージャーとの強引な、あのファーストキスが嘘の様に、

とびきり甘い口付けで……

たっぷり、満たされたのです。


「この後の仕事は、愛のパワーで頑張ります……」

「じゃあ、俺にももっとちょうだいよ」

「え―…って、……んっ」


新しく、

恋の花の蕾が一つ、ここに。