そんな私の言葉を聞いて、
「そうか」
と、高輪マネージャーはニコリと笑う。
以前、ホテルの大階段で見た、優しげだけど、何処かクールな裏表ありそうな微笑みじゃなくて、
柔らかくて、こんな私を包んでくれる様な微笑み。
そして、まるで念を押して確認するかの様に、
「じゃあ、両想い、という事だな」
そう言って、ぎゅーっと、私を抱きしめた。
“両想い”
くすぐったい響き。
しかも、この高輪マネージャーの口からそんな言葉が出るなんて……
何だか、ちょっと可愛く思えちゃうじゃない。
それに、気持ちが通じ合ったんだって、
どんどん実感しちゃうじゃない。

