「藤子」
すぐ耳元で、名前を呼び捨てにして高輪マネージャーが呼ぶ。
「何……ですか……」
もう、放つ言葉にも力がなくなってくる。
そんな私に、
「昨日、俺に泣きながら何て言った―…?」
なんて、高輪マネージャーからの問い。
“何て言った?”
そんな事を今、私の口から言わせるの?
そんな質問、わざわざする位なんだから覚えてるんでしょ……?
“高輪マネージャーに惹かれてる自分がいる”
って、私の告白。
辛い告白……
二度も言わせる気?
「言い……ません……っ」
「じゃあ、言うまで離さない」
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