「そんな事、言ってないだろ」
どこか、呆れた口調の高輪マネージャーの言葉。
そんな態度にも、また段々と腹が立ってくる。
「口にしなくてもわかるんです……!それに……っ、それに、キスも立派な浮気ですよ!」
思わず、大声になる私。
そんな私に、
「はぁ?浮気って何だよ……?」
と、高輪マネージャーは更に呆れ口調になる。
それとも単に、惚けているだけ?
違う部署の私の耳にまで入ってくる情報なんだから、暢気に惚けるなって言いたい。
「惚けたって無駄です!私、知ってるんです……高輪マネージャーが舞川マネージャーと付き合ってるって……っ!」
会議室に響く私の声。
廊下に誰か居たら、完全にアウトだ……
けど、そんな配慮、今の私は考えてられない。

