そして、
「お前、俺のこと避けてるだろ」
そう言って、更に私に詰め寄る高輪マネージャー。
「……」
確かに避けているけど、素直に〝はい、そうです”なんて言えない。
「別に―…」
とだけ言葉を返す。
っていうか、避けているのかどうか、なんて聞かなくてもわかるでしょ?
あの日、必死の思いで、私は自分の気持ちを晒してしまったっていうのに―…
私の気持ちをわかっているのなら、そんな質問をわざわざしないでほしい。
「別に、じゃないだろ」
「……」
「何で、目を逸らす?」
「っ」
敢えて、私が目を合わそうとしていないことをわかって、
高輪マネージャーは無理矢理、私の視線の先に入ろうとしてくる。
もう……!
本当に何なの?
館内でこんな事をして、何がしたいっていうの……?
だから、心が掻き乱されるの。
仕事にまで影響させたくないのに―…器用じゃないから、未熟だから、こうなってしまう。
何時もの“からかい”なら、本当に勘弁だ。

