考えないようにしようとしても無理。
割り切ろうと頑張っても、やっぱり割り切れない。
つい先日までは、“素敵な上司”という眼差しで舞川マネージャーを見ていたのに、
今は、“高輪マネージャーの彼女”として見てしまう。
失恋間もない今、舞川マネージャーと二人きりで会話をするのはキツイ。
しかも、私とは違ってタイトルを持って確実に仕事をこなすタイプの女性。
舞川マネージャーなら恋愛面で色々あっても、それを仕事に影響させないんだろうな……
比べても仕方ないのに嫌になる。
早く、この場を去りたい気持ちでいっぱいになっていると、
「そうそう、この間の写真をね、プリントしたから」
どうぞ、
と、舞川マネージャーが持っていたファイルから写真を取り出し、私に差し出した。

