素肌に蜜とジョウネツ


その席を見ると、見晴らしは良いとは言えないし、人の出入りが気になる席。

高輪マネージャーは、どうするんだろう―…

と、


「ここの隣りの小宴会用の部屋、今日はずっと空ですよね?」

「隣り……ですか?そうですね、使用の予定はないですけど―…」

「では、そこにテーブルを用意して、料理を提供させて頂きましょう」


ラウンジの隣りにある身内だけの婚礼などに使われる小宴会用の部屋に新堂会長の席を設けよう、という高輪マネージャーの提案。


「なるほど―…」


倉本マネージャーも、その手があったか……という反応を見せる。

同じ最上階だし見晴らしも良い。

ラウンジの隣りにあるから、料理の提供もそんなに時間がかからずに出来る。


「会長への説明は勿論、セッティングもこちらで行いますので、いいでしょうか?」

「という事であれば―…わかりました」