素肌に蜜とジョウネツ


開店直前の店に着くと、ラウンジの倉本マネージャーがキャッシャーの所で私達を待っていた。

高輪マネージャーよりも一回り位、年配のマネージャー。


「こっちの確認もなしで勝手に予約変更を受けるのはかなり困ります」


見るからに、今回の件を不快に思っている雰囲気で、


「申し訳―…」


申し訳ございません、

そう言って、私が頭を下げようとすると、


「申し訳ございません」


先に頭を下げたのは高輪マネージャー。


「今回の件は、営業部(うち)のミスです。キッチンの方にも僕から説明と謝罪をさせて頂きます」

「シェフやキッチン側には一応、さっき伝えてはいますが―…」

「料理の提供は変更になった時間でも問題は?」

「予約が重なっていますが、それは何とか大丈夫との事です。が―…ただ、ですね、ご覧の通り、眺めの良い席は全部埋まっていますよ?そこの一番手前になら席を用意出来なくもないですが―…」