何時も私の前に、ふいに現れる。
どうして、また今も―…?
「お前―…この間のヤツだろ?」
ぐいっと、胸ぐらを掴み、高輪マネージャーが男に詰め寄る。
「う゛……う゛……」
変質者は声を出したくても、出せないみたい。
目深に被った帽子、口元を隠したマスク、体格―…
間違いない。
この間の男と同じ。
でも、一体この男は誰なの?どうして私にこんな事をするの?
がくがくと震える手を握り合いながら、二人を見る。
と、
「大体、こんな妙な格好しやがって―…」
バッと、高輪マネージャーが男の被っている帽子と口元を隠したマスクを取り払った。

