ああ、もう今度こそ、この変質者に何かされてしまう。
何で、よりによってこんな日に?
抵抗したいのに、どんどん力が抜けていく―…
もう、ダメ。
そう思って、覚悟した。
と、同時に、
「―…っ!?」
物凄い勢いで、誰かが、私を引っ張る男に掴み掛る姿が見えた。
その衝撃で、その場に倒れてしまう変質者。
私の手首から変質者の手が離れる。
助かった?
助かったのかな……
そうホッとする私の耳に、
「何してんだよ!てめぇ」
聞こえてきたのは、男性の物凄い怒鳴り声で―…
怒鳴った男性は、私を襲った変質者の胸ぐらを掴んだ状態で馬乗りになっていた。
私を助けてくれた人―…
そう、やっぱり、高輪マネージャーだった。

