「上島さん、すみません。少し席を空けますね」
「……はい」
上島さんの席を立ち、新規のお客様の席へと向かうと既に雅ちゃんが接客をしていた。
お客様は私と同年代位と思われる男性二人組。
「初めましてぇ、ジュリで~す」
お決まりの挨拶をして席に着き、早速カクテルをオーダーさせてもらう。
最初は四人でワイワイ会話をして盛り上がっていたけど、
「いやぁ、雅ちゃんマジでいいわぁ~可愛い~」
「えぇ~本当にですかぁ?」
「ホント気に入ったから、まじで俺と付き合おうよ~」
「じゃあ、あとここに十回通ってくれたら考えますねぇ」
「いやいや、もうこの後二人でデートしちゃおうよ~」
と、お客様の一人が雅ちゃんを口説きにかかる。

