「好きだねー、瀬名サンも。でも、そんなんじゃ、本当のバージンロードを歩くのは当分先そうだね。運命の相手に出会った時、チャンスを逃しちゃうよ?」
「よ、余計なお世話ですっ!」
「何だよ。せっかく、上司が助言してやっていると言うのに―…可愛げがないな」
「ええ、おっしゃる通り可愛げのない女ですからっ!!」
「あーあ、せっかく瀬名さんのドレス姿に惚れそうになったのに……ま、キミの男関係話は置いといて今夜の夕飯だけど」
「夕……飯……??」
「ああ。何だか無償に煮魚が食べたいんだけど」
「……」
夕飯?煮魚?
冗談じゃない!
二十歳過ぎの女性のプライベートにデリカシーなく口を挟んでおいて、何、コロッと夕飯の話題になんて切り替えてんの??

