「む、無理ですっ!」
「と、言われても、申し訳ないが決定したことだから。急ぎだし、今日出勤している女性社員で瀬名さんが一番適役と思うし」
「美山ちゃんとかいるじゃないですかっ!」
「美山さんは今日もう上がり。ね?美山さん」
「はい~、それにこの後、彼氏の家にそのまま行くんで~頑張ってくださいね、瀬名さん!」
「そんなっ……でも、フロントの仕事が……」
「ああ、それはこっちで何とかまわせるから」
「でもっ……」
「バージンロード歩いて、台詞も誓いの言葉くらいだから大丈夫だよ。じゃあ、僕は今から営業部に用事があるから、瀬名さんは早速、控え室に行って。後は婚礼の舞川マネの指示でよろしく」
ニコリとまた笑顔を見せて、さっさと去って行ってしまった神埼マネージャー……

