そう。
目の前にいるのは高輪マネージャーだ……
あんな状況を助けてくれたのはありがたいけど、
けど、これから私、
絶対に高輪マネージャーに弄られるに違いない。
“君なんかでも抱きつこうとする物好きもいるんだな”
とか、
“夜道で君の顔がよく見えなかったから襲われたんだろう”
とか……
そういう類の言葉で弄られるんじゃないかって……
そんな事を思って、思わず構えてしまう。
けれども―…
「ケガは無いのか?」
勢いよく離れた私にそっと近寄って、私の顔を覗き込んだ高輪マネージャー。
「だ、いじょうぶ……で……す」
そう、声はまだ微かに震えた状態で伝えると、
「本当に大丈夫なのか―…?」
と、高輪マネージャーは強く念を押して尋ねてくる。

