そんな私の雰囲気を感じ取ったのか、高輪マネージャーは前に進めようとしていた足の力を緩める。
そして、スッと私の前に片膝をつけた。
「足、また痛めたのか―…?」
高輪マネージャーに尋ねられ首を横に振る。
次に、
「立てるか……?」
と、聞かれ、足に力が入っていない状態というのに、
つい、今度は首を縦に振ってしまった。
「ほら」
という声と共に差し出された右手。
その手を掴み、何とか立ち上がったものの、
「あ……」
やっぱり力が入らなくて、身体がよろけてしまう。
た、倒れる……
そう思った瞬間、
「っと……」
瞬時に私の身体を支えてくれた高輪マネージャー。

