「こんな状況で不謹慎だか、この破れ具合が男心をくすぐらせる」
「ホント、不謹慎です。というか、少し離れてほしいです」
でも、高輪マネージャーの手には水らしきものが入ったコップとガーゼ。
まさか、このヒト……
このまま手当てまでする気なんじゃ―…
そんな私の予感はビンゴのようで、
「せっかく人が手当てしてやろうとしているのに、冷たい言葉だな」
“離れて欲しいです”の言葉なんて無視で私の足に手をそえてくる。
「ちょ……傷の手当てくらいは自分で……」
さすがに足を直に触れられて―…
となると、さっき抱きかかえられたよりも何だか恥ずかしいと思ってしまう。

