医務室の明りが点いていないのを見て、
「閉まってるか―…」
そう高輪マネージャーが呟く。
「この時間ですからね……」
「仕方ない。ちょっと、ここで待ってろ。鍵を取ってくる」
「いえ……いいです。歩けますし、自分で取りに行って絆創膏でも貼っておきますから」
「いいから君は大人しく待ってろ」
「でも―…っ」
「君もしつこいな。そのケガの責任は俺にあるんだし、君をそのまま放っておくのも気分が悪いだろ」
「……」
そんな風に言われたって、別に大したケガじゃないのに。
大体、“しつこい”なんて言うけど、高輪マネージャーもなかなか折れないじゃない……
でも、このヒトって、こういう性格なんだ。
私が粘ったところで折れてくれる確立は低そう。

