ホント、嫌味。
ホント、失礼。
ホント、腹立つ。
けど、もういいや……
高輪マネージャーとのこんなやり取りは疲れる。
私が頑張って嫌味を返したって、倍にして返されそうだし……
だから、もういい。
早く自分の部屋に帰って、ロミ男に愚痴ってイライラを半減させよう。
そう思って、もう余計な事は言わないようにと心に決め、
「……帰ります」
とだけ、小さく声を出し、高輪マネージャーの部屋を出ようと、回れ右をして、ドアノブに手を伸ばす。
すると、その瞬間、
「待てよ」
「―…!」
今度は肩を掴まれ、引き止められてしまう。
「な、んですかっ……さっきの話ならもう……」
「違う。そうじゃなくて」
「じゃあ、何ですか……っ」
振り向けば、高輪マネージャーの上半身が視界に入ってくる。

