「はよーっておい起きろ」
「んぁ?お前、くんの早くね?」
「フツーだわ」
とは言ったものの早くきすぎたらしい。まだHRが始まるまで40分もあった。
自分達しかおらずガラリとした教室の空気は冬らしくひんやりとしており、身震いをした。
「あれ?二人早いわね?」
ガラガラと音がしたあと突然声をかけられビクッとしてしまう。
「あっごめん驚かせちゃった?」
「せっ、先生…」
新任の割にはしっかりとしたうちの担任の先生。
「てか寒いでしょー?よく耐えられたねー」
「あっいや今来たばっかなんで」
「あっそうなのー?って藤堂くん寝てるの?」