私の名前はハル。
枝実 春

誰にも見つけてもらえないような地味な女です。
彼女はいつも暗かった。
誰も近づかないし、話しかけたりもしなかった。
ハルは両親が居なかった。

事故でなくなったのである。

「ねえ、枝実さん?」
「はい!」
「あなた、カラオケに行ける?」
「はい、いえ、私用事があるので。すみませんm(__)m」
「あ、いいのよ、そしたらまたね!」
「はい。」

「いいんだ。別に仲良くしてもらわなくても。」
悲しかった。
本当は仲間に入れて欲しかった。