愛されプリンス½




「あー、この子?この子は…」


「マネージャーです!!!」



咄嗟に口をついて出た言葉がそれだった。



「マネージャー…さん?」


女の子が訝し気にジロジロと私を見る。



「はい!いつもReiの応援ありがとうございます!

今日は今度の撮影で使う衣装の買い出しに来てまして!」



「…は?」



隣から天王子の乾いた声が聞こえたけどそんなの無視だ。



「へー、そんなことまでマネージャーさんがやるんですねぇ」



感心したように頷く女の子たち。よしっ…いいぞ!この調子!



「はい、まぁ!今度の誌面に載ると思うので楽しみにしていて下さい!」


「あっそうだ!こないだの特集もすっごく良かったです!またああいうのやって欲しいんですけど…!」


「はい、もちろんです!」


「きゃぁやったぁ~♡」



特集…というのはこないだみのりが見て騒いでいたヤツだろうか。



「あっ!あと今年こそカレンダー出してほしいんですけど…!」


「鋭意交渉中です!」


「やったぁ~♡」





「あのー」



きゃぁきゃぁ盛り上がっていたら、天王子が心なしか引きつった笑顔で割り込んできた。


「時間押してるし、そろそろ次の店行った方がいいんじゃない?マネージャー」


「あっ、あぁ、そうだね!」



やばい。心なしかプリンス天王子のキラキラオーラに紛れて、何か黒いものが見えるような…!