「かわいいね」
「………は、」
「かわいいね、一花ちゃん」
……っちょっとぉぉぉぉぉ!!!
顔に熱がどんどん集まっていくのがわかった。
可愛いって、まさかタピオカミルクティーのことを言ってるんじゃないよね!?
わ、私のことを言ってる…んだよね!?
て、ていうか樹くんこういうこと言えちゃうキャラだったの!?人見知りなんじゃなかったの!?
マヌケにストローをくわえたまま、樹くんをまじまじ見つめる私に、樹くんがちょっと顔を赤くして顔を逸らした。
ッハ!私、見つめすぎた!?
「あ、あー、ご、ごめん!びっくりしちゃったよ~!
いつもブスとか言ってくる奴はいるけど、可愛いなんて言われたことなかったから!」
ハハハと笑い飛ばしながらなんだか悲しくなってきた。
樹くんが少し驚いたように顔をあげる。
「え…ブス?なんて言ってくる人いるの?」
「う、うんまぁ!普通ブスって思ってても直接言わないよね!?ほんと、性格悪い奴なんだよね~!」
ハハハと笑い飛ばしてミルクティーを飲もうとしたけど、いつのまにか底をついてたらしくズズッと音がした。



