愛されプリンス½





「え、えっと、別にそんなに仲良いわけではないんだけどなんか成り行きで…

ていうか水川開人ってそんなに凄い人なの?」



勢いに押されながらもそう聞くと、カッ!とみのりの瞳が光った。




「何言ってんの!?
いつもプリンスが隣にいるからあんまり目立たないけど、あの可愛らしいルックスに女心をくすぐる笑顔!!

学校ではプリンスに次ぐ人気を誇ってんだよ!?」



「そ、そうだったんだー…」




まさかあんなゆるふわ男がそんなに人気者だったとは…。




いちごミルクを飲みながらヘヘヘ~と笑ったゆるい笑顔を思い出していると、




「分かった!あとは私に任せて!」




力強くそう言い切ったみのりがビシッと親指を立てた。




「女子をあと何人集めればいいの!?」


「えっと、みのりが参加してくれるんじゃあと3人…かな」


「他校の女子3ね!オッケー!余裕ヨユー!」




フッフッフ、と不敵な笑顔を浮かべるみのり。




「安心して!全員タイプ別で集めてくるから!」


「た、タイプ別!?」


「合コンは総力戦よ!!」


「はぁ…」


「そうと決まったら服買い行くよ!?」


「えっちょっ…!」




そうしてみのりに連れまわされるまま、私はその日服屋を10軒はハシゴすることになった。