その快斗は私の後ろの席に座って、いつも通り声をかける。


「しずく、おはよ!」
「おはよう、快斗」
「あれ、前髪切った?」
「少しだけね」
「やっぱり、似合ってるよ」


快斗が何気なく発した言葉が、私の顔を赤くする。

ばれてないかな?大丈夫だよね??

いつもそう。

快斗はさらっと恥ずかしくなるような事を言う。

こっちの身にもなってよもう!

ここから毎朝私と快斗はくだらない話を、いっぱいして1日を始める。

…んだけど、今日はもうHRが始まってしまって