月日を重ね私は小学2年生に。
ちょうどこの時期、親の離婚が決まり、私は海の居る学校に転校することになった。転校、これは、内気で口下手な私にはとんでもないくらい大きな壁だったのを今でも覚えている。海とは同じ学校だが、クラスは別で。休み時間、ひとり机に座り込みの私に声をかけてくれたのは女子3人グループだった。「一緒に縄跳びしよう?」その言葉がきっかけで、私はその子達と仲良くなり、その中でも家が近所の日菜子(ひなこ)とはもう何年目?という程の仲で、親友だ。
小学生の遊び、大したことではないが誰かの家に行ったり、近くの公園や駄菓子屋さんにいったり、自転車で遊び歩くのが楽しくて楽しくて仕方なかった。