鈴音に背を向けて歩き出す。 外は先ほどとは違い、学校終わりの小学生がランドセルを背負ってワーワーと楽しそうに騒いでいた。 そんな喧騒な音に混じって、私の鼻をすする音が掻き消される。 あまりにも浅はかな行動、想像、その二つが嫌になるくらい自分が乏しい人間だったと初めて知った。 最後にもう一度だけ… そう思いチラリと歩きながら鈴音の方を振り返ると、 「………っ!」 たくさんの涙が溢れでてくる。