晴香ちゃんはいい子。

優しくて、思いやりがある子。

「ありがとう」

私には眩しいくらい。

輝いて見えた。

深い事はそんなに言えないまま、私たちは元気さんと晴香ちゃんと別れた。

晴香ちゃんとはラピンを交換し、また会いたいと笑顔で言ってくれた。




「晴香ちゃんいい子だったね〜」

先輩が自動販売機で買ったイチゴミルクを飲みながら後ろを振り返る。

「…そうですね」

「あれが元気の妹とか、ね?」

「怒られますよ」

言いたいことはわかるが。

だがしかし。

それ以上は言うんじゃない。元気さんに怒られるだろうが!!