あれ?ガスバーナーじゃなくて、アルコールランプだったけ?

まぁそれは置いといて。

四人で楽しくワイワイ作っていると、あと少しでポップコーンが出来る!といったところで授業を開始するチャイムが校内に響く。

「え?」

「は?」

「まじかよー!」

「これヤバくない?」

四人とも思うことは一緒だったと思う。


「授業始めるぞー!席に着いてー」

一組の担任の先生が入ってきた。

四人で顔を見合わせて、教室の一番後ろでしていたポップコーンを隠すように花ちゃん、大吾、安浦が立ち、ポップコーンを炙っている私を隠した。

「何してるソコ!早く席につきなさい!」

まだ学校が始まって一カ月と少し。

先生はクラス全員の事を覚えていないおかげで名前を呼ばれずに済んだ。

が、一年の時は私と大吾が一緒のクラスの三組。

安浦と花ちゃんは二組だった。

ちょうど一番後ろの席がバラバラではあったが四つ空いていたので私たちはそこで授業を受けようとアイコンタクトをとったその時だったー…。