急に大声をあげた彼____和寛は、はっとして口を押さえた。
それで教室が少しざわついたが、それを振りきるように机までずんずん歩いてくると、ヤケになったようにドスンと座った。
そこで朝はお開きになった。
騒がしくなった教室で、和寛は転校生である自分に話しかけたそうな視線を振り切るようにゆっくりと立ち上がると、愛羅の机の前に立って愛羅の顔を覗き込んでから、口を開いた。
「さ、佐々木愛羅さん、だよね」
「…………そうだけど、何か」
「うわぁ全っ然変わってない!!ほら、僕のこと覚えてる?中学校同じだった、あーっとぉ………………たぶん愛羅さんが覚えてる僕はここぐらいで、えーっと声はもっと高かった!!」
和寛はここぐらい、と言って彼の胸辺りに手を当てる。
一生懸命に説明する姿とか、話し方とか、そういうパーツを取り込んでいくと、愛羅の頭の中で完全にパズルが完成した。
「………………あ、井崎くん」
「あ、あぁっ!!思い出してくれたっ!?てか覚えててくれた!?」
「…………『井崎和寛』って聞いて、あれっ?とは思ったけど、身長も声も変わってるし」
愛羅の返答に、エヘヘと和寛は頭を掻いた。
「愛羅さんとは二年生で一緒だったけど、受験シーズンはそういえば全然会ってないもんね。僕の方ではあの頃からずーんっと身長が伸びて、声変わりもして」
「そ、そうだったんだ…………。やっぱり大きく変わってるから」
そう言って愛羅は改めて和寛の格好を見回した。
そして徐に立ち上がると身長を比べ始める。
「…………あら、私よりも大きくなっちゃったんだね。私よりも、梨々香よりも小さかったのに」
「えへへ……………中学の頃は見下ろされてばっかで…………もう、大丈夫かな、って」
「井崎くんは足が大きかったもの、高校に上がる頃にはぐんと伸びるって感づいてた。もっと大きくなれるよ」
「あはは、愛羅さんお母さんみたい」
そう言って笑って、和寛は愛羅をしっかりと見つめた。転校先で偶然再会した懐かしい人。
それで教室が少しざわついたが、それを振りきるように机までずんずん歩いてくると、ヤケになったようにドスンと座った。
そこで朝はお開きになった。
騒がしくなった教室で、和寛は転校生である自分に話しかけたそうな視線を振り切るようにゆっくりと立ち上がると、愛羅の机の前に立って愛羅の顔を覗き込んでから、口を開いた。
「さ、佐々木愛羅さん、だよね」
「…………そうだけど、何か」
「うわぁ全っ然変わってない!!ほら、僕のこと覚えてる?中学校同じだった、あーっとぉ………………たぶん愛羅さんが覚えてる僕はここぐらいで、えーっと声はもっと高かった!!」
和寛はここぐらい、と言って彼の胸辺りに手を当てる。
一生懸命に説明する姿とか、話し方とか、そういうパーツを取り込んでいくと、愛羅の頭の中で完全にパズルが完成した。
「………………あ、井崎くん」
「あ、あぁっ!!思い出してくれたっ!?てか覚えててくれた!?」
「…………『井崎和寛』って聞いて、あれっ?とは思ったけど、身長も声も変わってるし」
愛羅の返答に、エヘヘと和寛は頭を掻いた。
「愛羅さんとは二年生で一緒だったけど、受験シーズンはそういえば全然会ってないもんね。僕の方ではあの頃からずーんっと身長が伸びて、声変わりもして」
「そ、そうだったんだ…………。やっぱり大きく変わってるから」
そう言って愛羅は改めて和寛の格好を見回した。
そして徐に立ち上がると身長を比べ始める。
「…………あら、私よりも大きくなっちゃったんだね。私よりも、梨々香よりも小さかったのに」
「えへへ……………中学の頃は見下ろされてばっかで…………もう、大丈夫かな、って」
「井崎くんは足が大きかったもの、高校に上がる頃にはぐんと伸びるって感づいてた。もっと大きくなれるよ」
「あはは、愛羅さんお母さんみたい」
そう言って笑って、和寛は愛羅をしっかりと見つめた。転校先で偶然再会した懐かしい人。
