正義が悪に負ける時



「旦那のアキラとは普段から交流はありましたか?」


「はい・・。

アキラさんよく仕事で色んな所に出張へ行っていたみたいで、

いつもその土地のお土産をウチに買ってきてくれていました。」


「お母様から見て、フユミさんとアキラの夫婦関係はどうでしたか?」


「・・・お土産を持ってきてくれる時、いつもアキラさんはフユミの話をしてくれました。

フユミの事を大事にして下さって・・。


フユミも、アキラさんの事を心の底から慕っておりました。

アキラさんのような相思相愛の方と結婚出来たことが、

あの子の母親として凄く嬉しくて、誇らしくて・・・。


だから・・・だから刑事さん・・。

フユミが不倫してたなんて・・

アキラさんを裏切っていたなんてどうしても信じられなくて・・・!」



母親の目から涙がこぼれると、食い気味に真田さんがポケットティッシュを手渡した。


アキラの時はこの状況でお茶のお代わりを要求したくせに、さすがレディには紳士なスケベ刑事だ・・・。