正義が悪に負ける時



「・・・・・・・・・・・・・・・・。」


4分26秒のエンドロールが終わり、
リビングを静寂が包む。


少し気になったのは・・小西の隣にいたあの男・・・。


同情の視線を送る小西とは対照的に、

どこかあの真田は“意も介さない”といった視線だった。



いやしかし、もし万が一僕に疑いがかけられたとしても支障は無い。


“完全犯罪”とは何か、あの2人を殺すと決めた時からずっと考えていた。


そして答えを導き出し、
それを実行した。



「・・・・・・・・・・・。」


オーディオのリモコンを持ち、再び再生を押してリビングにショパンが響く。